マンションの浴室リフォームで気を付けることは?
2024/01/02
マンションの浴室リフォームで気をつけることとは?
マンションの場合は、物件の条件や規約をチェックしなければなりません。
それ以外にも気をつけるべきことがあります。
1.実績がある業者か
全てのリフォームに通ずることですが、実績がある業者に依頼をしましょう。
リフォーム業者によって得意とする工事がそれぞれ異なり、どの業者でも同じ工事を同じクオリティで行うことができるとは限りません。そのため、業者のHPに掲載されている実績をみて、マンションの浴室リフォームに適している業者なのかどうかを判断しましょう。
ちなみに、浴室リフォームであれば水回りが得意な業者に依頼することをおすすめします。
2.予算を事前に組んでおく
リフォームを行う際、予算を組んでおくことは重要です。
予算を一切考えないまま工事を進めてしまうと、支払いができないほどの費用がかかってしまうこともあります。また、あれもこれもとオプションをつけてしまいかえって使いにくい浴室になってしまうことも少なくありません。
予算を業者に伝えて、できる範囲での工事をお願いしましょう。
3.マンションの管理規約を確認する
マンションには「管理規約」というものがあり、浴室リフォームを含む工事の可能範囲が定められています。
この規約をオーバーしてしまうような工事をすることはできません。そのため、事前に管理規約を確認し、浴室リフォームがそもそも可能なのかどうかを見ておきましょう。もし、管理規約にNGと記載されているなら残念ですが浴室リフォームはできません。
管理会社やオーナーさんに相談することで可能になるケースもあります。
4.近隣住民への報告を行う
マンションでの工事は近隣住民への迷惑を考えなければなりません。
どうしても騒音が発生してしまいますので、なんの挨拶もないまま工事を始めるのはおすすめできません。事前に「~~日に工事があります。」ということを伝えておくことで後々トラブルになることを避けることができます。また、リフォームが終わった後に迷惑をかけたことを謝罪して回ることも重要でしょう。
マンションによっては対応方針がありますので、管理会社に聞いておくことをおすすめします。
5.マンションの外観に影響がないか確認する
浴室リフォームによってマンションの外観を汚すようなことがないか確認しましょう。
窓を取り付けるために穴を開けるなどの工事は一般的なマンションではNGです。「どうしても...」という場合は管理会社やオーナーさんに相談しましょう。当然ですが、断られてしまうベースで相談することが大事です。
マンションの浴室リフォーム費用相場は?
では、実際にマンションの浴室リフォームを行なった際の費用相場について見ていきます。
1.ユニットバス
近年、人気がじわじわと上がっているユニットバス。
ユニットバス自体の価格は約50~80万円です。ここに工事費用やオプション費用がプラスされるため100万円ほどの費用がかかることも少なくありません。ちなみに、ハイグレードなユニットバスを選択すると、本体だけでも100~120万円ほどかかることも。
2.在来工法
多くのマンションはユニットバスですが、在来工法のお風呂も存在します。
在来工法の場合は、浴槽や床など部分的に交換することができますのでユニットバスほどの費用はかかりません。それぞれ10万円ほどでリフォームすることができますのでお手軽かつお手頃価格でリフォームすることができます。
マンションの浴室リフォームで後悔した声が多いポイントは?
マンションの浴室リフォームは一度工事が始まってしまうと、後から追加でお願いすることが難しいです。
そのため、後悔した声が多いポイントを抑えておくことをおすすめします。
1.インテリア
まずは、インテリアです。
どういうことかというと、リフォームをした季節によって感じる雰囲気やイメージが異なります。例えば、冬に選んだ浴室イメージは暖かくなりがちですが、夏になるとそれが暑苦しいイメージになってしまいます。逆に、夏場にリフォームをすると冬になると寒い印象になってしまうのです。
インテリアを考える際には季節感を盛り込みすぎないようにしましょう。
2.ユニットバス選び
続いて、ユニットバス選びです。
最近はポピュラーになったユニットバス。しかし、ユニットバスを設置する際に以下のような点に気をつけなければなりません。
老後に使いやすいかどうか
断熱性能があるかどうか
防水機能があるかどうか
ユニットバスはシンプルかつおしゃれで人気が高いのですが、意外と見落としがちな部分がたくさんあります。
3.サイズ
続いて、サイズです。
ユニットバスのサイズを間違えてしまうと、建物の耐久性を落としてしまうことがあります。プロでもサイズ調整を間違えてしまうことがあるため、しっかりと実績のある業者に依頼することが大事です。
4.位置
続いて、位置です。
浴槽を設置する際、以下の問題を考えなければなりません。
音
お風呂と脱衣室の段差
配管経路
換気経路
従来の位置から浴槽を変える場合は色々な問題が生じます。ここは業者と相談しながら工事を進めなければなりません。
5.電気容量
続いて、電気容量です。
浴室をリフォームした後、電気容量が足りずになんどもブレーカーが落ちてしまうという事態に巻き込まれることが多くあります。特にお風呂場で電気を必要とする機器はたくさんあり、それらを含めて電気容量を考えなければなりません。
照明
浴室暖房乾燥換気扇
ジェットバス
挙げればきりがないほど電気を使う機器は多いものです。電気容量を考えて浴室を設置しましょう。
マンションの浴室リフォームを成功させるには?
色々な注意点がありましたが、結局マンションの浴室リフォームを成功させるにはどうすればいいのでしょうか。
一般的には以下のことに注意をすることがおすすめされています。
リフォーム業者はいくつか候補を出す
相見積もりを取る
実績がある業者に依頼をする
大事なのは「業者選び」です。自分で考えた予算と工事計画を捻じ曲げずになるべくそのまま進めてくれる業者であればあるほど理想的でしょう。また、予算以内でできる工事をリストアップしてくれ、限りなく依頼者に親身になってくれる業者を探すようにしてください。
まとめ
今回は、マンションの浴室リフォームで気をつけるべきことをご紹介しました。
マンションでのリフォームは一軒家でのリフォームと難易度が格段に違います。特に、騒音問題や配管問題など一軒家ではあまり注意しなくても良い部分まで注意しなければなりません。管理規約でそもそもリフォーム自体が禁止されていることもあります。
そういったトラブルや問題点を事前に潰してから業者に依頼するようにしましょう。