春のカビ対策に採風機能付きドア
2024/05/11
どんな解決策がある?
今回はお家の広い範囲に対して湿度を調整する効果がある「採風機能付きのドア」をご紹介します。
採風機能付きドアとは
簡単に説明するとドアを閉めた状態でも風を室内に取り込める仕組みのことを言います。
従来のドアは、防犯面からして締め切った状態であるのが普通でした。しかし、採風機能付きドアが登場したことによって、締め切った状態でも風を取り込めるようになりました。
魅力的な部分が多いので、戸建やマンションで採風機能付きドアにリフォームしている方たちも増えています。
採風機能付きドアは一般的な網戸と違ってドアを閉めたまま、つまり施錠したまま通気が出来るため、防犯上の不安もありません。
また、材質や構造上、自然光を取り入れることができるため、薄暗い玄関を明るく開放感のある空間に生まれ変わらせるという効果も期待できます。
他にも、自然の風を利用して換気を行うため、エアコンの冷暖房の使用頻度を減らし電気代を抑える効果もあります。
どんな解決策がある?
ドアのサイズや工法によって異なりますが、現在主流となりつつあるカバー工法を採用した場合、工期は最短1日という短期間で完了するため、リフォームの中では比較的気軽に実施できる部類に入ります。
ドアの種類は?
ドアは大きく分けると2種類の構造に分類することができます。
ご自宅のドアはどちらに当てはまるでしょうか?リフォームするならどちらを好まれますか?
ドアリフォームの工法は?
ドアリフォームは大きく2つの工法に分かれます。順番に見ていきましょう。
カバー工法
まずはドアリフォームの主流になりつつあるカバー工法です。
これは既存のドア枠を残して、上から新しいドア枠とドアを取り付ける工法です。
既存のドア枠を利用することから工事の簡素化が可能となり、工期も費用も抑えられます。
唯一のデメリットは構造上、ドアのサイズが少し小さくなることです。デメリットもありますがメリットが大きいため多くの方がこの工法を選択されます。
ドア枠とドアを交換する工法
ドア枠が著しく劣化している場合や既存のドアよりも大きなドアを設置する場合に選択される工法です。ドア枠を取り外し、周辺の壁を削り取った後に新しいドアを取り付けるため、大掛かりな工事となり、工期も費用も膨らみます。
ドアリフォームの予算について
予算についてはドアのサイズや工法によって大きく異なります。
目安としては一般的なサイズの片開き構造で採風機能がついた玄関ドアを、主流の工法であるカバー工法で取り付けた場合、40〜60万円程度をみておくと良いでしょう。
(勝手口ドアの場合は20万円~が目安になります。)
ただし、ドアのグレードが上がったり、構造が両開き構造になった場合は更に10~20万円の予算確保が必要ですし、何らかの理由でカバー工法の採用が出来ずドア枠交換が必要になった場合にも追加予算の確保が必要です。
まとめ
ドアリフォームは風通しを良くすることで湿気やカビ対策ができるという機能的な側面だけでなく、採光による開放的で明るい空間作りや帰宅時に目にする外観の大きな変化など、気分的にも良い影響が期待できるリフォームです。また、今回の記事では玄関ドアを想定していますが、勝手口をリフォームされる方も多く、玄関ドアと同様の機能・効果を持たせることが可能です。
お住まいによって設置できるドアの種類や費用が大きく異なるドアリフォームですので、ご興味がある方は是非お問合せくださいませ。