キッチンのリフォーム
キッチンリフォームの際、予算や工事期間・日数について考える必要があります。また、キッチンリフォームまでの期間相場についても「築何年くらいでリフォームするのが普通なの?」と疑問に感じる人も多いと思います。
そこで今回は、キッチンリフォームの費用相場や工事期間など基本情報をお伝えしていきます。
キッチンリフォームの費用相場
キッチンリフォームの費用相場は以下のようになっています。
引用:https://www.lixil.co.jp/reform/case/?action_Cando=0&pbkind=1
こちらは「LIXIL」が公表しているキッチンリフォームの費用相場です。100~200万円が最も多くなっています。
ただ、それぞれの費用によりできるキッチンリフォームの内容が変わってきますので一概に費用相場通りの予算を組めばいいというものでもありません。
~50万円でできるキッチンリフォーム
~50万円でできるキッチンリフォームは、基本的な工事のみになります。
コンロ
レンジフード
食洗機
これらの交換や設置などであれば30万円ほどの費用でリフォームが可能です。また、ミニキッチンなどの交換であれば50万円ほどの予算があれば大丈夫です。
50~150万円でできるキッチンリフォーム
キッチンリフォームの費用相場でもある50~150万円の予算であれば、最も依頼が多いキッチン全体の交換が可能です。
ただ、
性能
サイズ
グレード
壁面・床材の張り替えの有無
などにより、費用は増減します。
引用:https://rehome-navi.com/articles/70
ちなみに、レイアウト別リフォーム相場はこのようになっています。最大でも200万円ほどの予算を組めばリフォームが可能です。
150万円以上でできるキッチンリフォーム
費用相場以上の予算であれば、キッチンの移動などを含めたリフォームが可能です。
キッチンを移動させる際、配管工事が必要になる家もあります。その場合、150万円以上の費用がかかってくることが予想されますので事前に予算を組んでおく必要があります。さらに、一軒家の場合だとキッチンを1階から2階へ移動させたい場合は200万円以上の費用がかかることがあります。
キッチンリフォームを成功させる手順
最低でも50万円ほど費用が必要なキッチンリフォーム。
決して安くはない金額のため、キッチンリフォームを成功させたいと考えるのは当然ですよね。ただ、初めてキッチンリフォームをする際に失敗してしまう人は多いもの。
では、キッチンリフォームを成功させる手順をご紹介します。
現状の不満を洗い出す
キッチンリフォームは現状を改善するために行う工事ですので、現状のキッチンの不満点を洗い出しておいてください。
例えば、
手元が暗くなってしまう
家族のコミュニケーションの妨げになっている
匂いがこもる
など、家によって不満点は様々です。
自分だけでなく、家族でキッチンの不満点を話し合い、理想的なキッチンにするための準備を進めておきましょう。ここでキッチンリフォームの予算感も把握しておくとこの後の工程がスムーズに進みます。
キッチンのイメージを膨らませる
キッチンへの不満点を洗い出し、全て解決した後のキッチンのイメージを膨らませておきましょう。
ただ、なんの参考もなしにイメージを膨らませるのは無理がありますので、本やネットを駆使して理想的なキッチンをイメージしてみてください。そして、それを家族へ共有しておくことで完成した後の認識のズレをなくすことができます。
イメージ参考のおすすめは依頼したい業者の「施工事例」などを見ておくことです。
キッチンの間取りを決める
小規模なリフォームの場合は必要ありませんが、大規模なリフォームになる場合はキッチンの間取りを決めておきましょう。
今はキッチンと一言で言っても、
Ⅰ型キッチン
Ⅱ型キッチン
L型キッチン
など、キッチンの形も多様化してきています。それぞれのキッチンの形にあった生活スタイルや部屋などもバラバラのため一概にどの形のキッチンがいいとは言い切れません。
キッチンの間取りを決めてからキッチンのデザインを決めていくのがいいでしょう。
必要設備を決める
今のキッチンにプラスしたい設備を決めていきます。
例えば、
ガスコンロをIHに交換したい
食洗機を導入したい
など、キッチンの設備で決めるべきことはたくさんあります。しかし、何でもかんでも便利だからと言って導入しすぎると予算がとんでもないことになってしまいますので、まずは必要最低限の設備だけ導入するようにしましょう。
予算が余るようであれば、「こういうのがあれば嬉しい」という設備の導入を検討してもいいかもしれません。
キッチンリフォームのよくある問題点
キッチンリフォームは業者へ依頼すれば全てOK!というものではありません。
もちろん、最低限のことは業者が担当してくれます。しかし、キッチンリフォームを行う前の作業や後の作業は自分でやらなくてはならないこともあるのです。
では、キッチンリフォームのよくある注意点をご紹介します。
場所の移動が制限される
一軒家や持ち家の場合は自由にキッチンを移動させても大丈夫です。
しかし、マンションや集合住宅の場合はキッチンを自由に移動できない可能性があります。その理由として「配管工事」が挙げられます。キッチンを丸ごと移動させる場合、水回りなどの配管を全て移動させる必要が出てきます。マンションや集合住宅の場合、自由に配管を動かすことはできないため、キッチンを丸ごと移動させることができません。
また、もし工事ができたとしてもマンションの住人に迷惑がかかってしまうのは明白です。もしマンションや集合住宅でキッチンリフォームをしたい場合は、大家さんや管理会社に相談をし、住人の方に連絡を入れておきましょう。
電気契約を変更する必要がある
キッチンを移動させた場合、既存のアンペアでは対応できない可能性があります。
本来、キッチンを配置するためにコンセントがつけられていない場合、キッチンスペースで使用する電力量に耐えられない可能性が出てきます。そうすると、コンセントの数や電気契約を見直す必要性があるのです。間接照明などを設置するとなれば、さらに電気量が必要になるでしょう。
キッチンを丸ごと移動させたり、新しい設備を導入する場合は電気契約を見ておく必要があります。
まとめ
キッチンリフォームは家の大部分を変更する工事でもあるので、予算や事前イメージを徹底して管理しておく必要があります。
よくある失敗事例として「イメージと違った」ことが挙げられます。業者とのイメージ認識の違いで完成した後に「イメージと違う」と感じてしまうことはよくある話です。そこからまたリフォームをするとなると費用もかかりますし、どんどん部屋のイメージが変わってしまうためできれば一回の工事で全て済ませたいところ。
キッチンリフォームはそれだけ失敗事例が多いため、事前に業者と綿密に打ち合わせをして、イメージ共有を欠かさないようにしてください。また、ご家族とも話し合いどんなキッチンにしたいのかを明確にしておきましょう。