給湯器の自動お湯はり機能について知りたい
ガス給湯器の「自動お湯はり」機能とは?
「オート機能」について詳しく解説!
「オート機能」はお好みの設定温度で、ためたいお湯のかさ調整まで、ボタン一つで自動的にお湯はりをすることができます。さらに”保温機能”も備わっており、お好みの設定温度をボタンで調整することで、温度を一定に保つこともできます。
また”追い炊き機能”も備わっているため、ためたお湯が冷めてしまった場合でも、ボタン一つでお好みの設定温度まで追い焚きすることも可能です。
またお湯が減ってしまった際には”たし湯機能”も備わっているため、希望の設定湯量をボタンで調整すれば、自動でお湯をが追加されるため、「お湯はりが気になって他のことが手につかない!」という心配もありません。
「フルオート機能」について詳しく解説!
フルオート機能には、オート機能に備わっている”自動お湯はり機能”はもちろん、”保温機能”や”追い炊き機能”、”たし湯機能”に、次の新たな機能が追加されます。
”たし湯機能”は、設定湯量よりも数センチ下がるとセンサーが働き、自動で設定湯量までたし湯してくれます。また自動の保温機能も備えられています。
また使ったお湯を排水するときには、追い焚きに使用した管の中を新しい水やお湯で洗浄する機能も備わっており、体の汚れやアカその他の不純物まで洗い流してくれるため、追い焚き用の管内をいつも綺麗に保つことができます。
また湯船に入った際には自動検知され、設定温度より低ければ自動で温度を調節してくれます。
自動お湯はりでお湯が少ない(たまらない)ケース
自動お湯はりでお湯が少ない場合、もしくは全然たまらないケースがあります。いろいろな要因が考えられますが、「ガス給湯器の不具合」もその一つです。
またキッチンの蛇口や、その他の水栓を一度に使用することによって水圧が分散し、お湯が少なくなってしまうこともあります。他にも周辺の水道工事が原因となり、水道管内の水圧減少から家庭内で使用する水量が少なくなってしまうこともあります。
ここではいくつかの不具合のパターンについて、具体的に紹介をしていきます。
【パターン1】給湯器リモコンにエラーコードが出ている
【パターン2】排水線の閉め忘れ
お湯がたまらない原因の一つに、「排水栓の閉め忘れ」が考えられます。排水栓をしていなければ、お湯がたまらないのは当然ですが、排水栓をしていてもきっちりと栓が閉まっていなければ、部分的に漏水してお湯はりができなくなります。
チェーン付きの排水栓は、斜めにはまっていると隙間から漏水してしまうため、お湯はりをする前に、栓がしっかりはまっているかどうかの確認が必要です。
またプッシュボタン式の排水栓についても同様に、排水栓の部分に異物の嚙み込みがあると、栓がうまくはまらないことがあるため、排水栓の定期的な点検をして排水栓を清潔に保つことも大事です。
【パターン3】ガス給湯器業者の試運転ミス
自動お湯はり機能のオート機能は湯量センサーが備わっているため、湯量を自動カウントします。一方フルオート機能には、水位センサーが搭載されているため、浴槽の水位を機器が記憶します。
ですがガス給湯器業者の試運転に問題が生じると、浴槽の水位が安定しないことがあります。その際には、湯量もしくは水位を設定し直す必要があります。同一メーカーを使用していても、リモコンの種類によって設定の仕方が異なるため、取扱説明書を確認の上、自動お湯はり機能の再設定を行ってください。
万が一操作が困難な場合でも、ガス給湯器業者に依頼して再設定を行うことも可能です。
「自動湯はり」と「追い焚き」どちらがおトク?
お風呂のお湯を沸かす方法として、自動お湯はりをする方法と、先に水をためてから追い焚きをする方法とがあります。結論からいえば自動お湯はりの方が、コストの面でおトクになります。
真夏の時期の気温によっては、前日にためたお湯の温度が高く保たれている状況であれば、追い焚き機能を使用する方が、ガス代がかからず、コストの面でもお得になる場合もあります。
しかし真冬の気温になると、前日の残り湯の温度を高く保つことが不可能になります。そのため追い焚き機能による温度上昇にかかる費用が、自動お湯はりにかかる費用よりも高くなることから、自動お湯はりの方がコストの面でおトクです。
また最後に補足情報として、2回目の給湯器交換をお考えであれば、そろそろお風呂全体のリフォームも視野に入れるべきタイミングかもしれません。お風呂リフォームについてはコチラをご覧ください。
兵庫・神戸の自動湯はり式ガス給湯器は神明プランニングへ