災害時の停電でも安心!TOTO・LIXIL・パナソニックのタンクレストイレ非常時対応ガイド
2025/04/19
災害時の停電や断水は、日常生活に大きな影響を及ぼします。特にタンクレストイレは電力に依存しているため、非常時の操作方法を事前に理解しておくことが重要です。ここでは、TOTO、LIXIL、パナソニックの主要なタンクレストイレの非常時の操作方法をご紹介します。
タンクレストイレは、手動で水を流すことができます。停電時・断水時のどちらかをしっかり把握してご利用ください。それではメーカー毎に排水方法を見ていきましょう。
TOTOのタンクレストイレ”ネオレスト”
・ネオレストNX
①後方カバーを外す
②【水を溜める】「ピピッ」と電子音が鳴るまで、手動レバーを引き上げる(約30秒)
③【排水する】給水が止まったら手動レバーをはなし、もとの位置にもどす。
※便座洗浄後、または途中で手動レバーをはなすと、約60秒は便器洗浄しません。
・ネオレストLS & ネオレストAS/ネオレストRS
①[LS]後方カバー、[AS/RS]左横奥のパネルを外す
②【水を溜める】給水リング(オレンジ)を止まる位置まで引く。水が流れ始めたらはなす。
③【水を溜める】水溜めリング(白)を止まる位置まで引き続ける。
④【排水する】吐水口まで水がたまったら、水溜めリングをはなす。
LIXILのタンクレストイレ”サティス”
LIXILのサティスシリーズでは、停電時に専用の操作レバーを使用します。
・サティスX & サティスG
①トップカバーを外します。
②赤色の手動レバーを引き出し、左横にある操作部に被せ、反時計回りに180度回すと便器内に水が流れてきます。
③【水を溜める】手動レバーを操作部から外して、真上に引き上げます。引き上げている間、排水が止まりますので便器内の水位が上がります。
④【排水する】(サティスXの場合はスプレッターまで)水が溜まったところでレバーを戻し排水します。
・サティスS
①便器の左奥のサイドカバーを外します。
②赤い洗浄レバーを確認してください。
③【水を溜める】洗浄レバーを手前に引き5秒ほど保持します。
④【排水する】洗浄レバーを奥に押し5秒ほど保持します。
⑤【水を溜める】洗浄レバーを手前に引き5秒ほど保持します。
モデルによって操作方法が異なる場合があるため、取扱説明書を確認しておきましょう。
パナソニックのタンクレストイレ”アラウーノ”
パナソニックのアラウーノシリーズでは、停電時に以下の手順で操作します。
①電源プラグを抜きます。
②右側のサイドカバーを外します。
③内部の停電用ハンドルを時計回りに回すことで排水が可能です。
③排水後ハンドルを元に戻し、断水している場合は水を約4Lを入れて下さい。
タンクレストイレ共通の注意点
便器および排水配管が破損していないことが利用できる条件となります。もし地震などで排水配管が破損している場合、水を流すと逆流や漏水の原因となるため、使用前に配管の状態を確認してください。
取扱説明書の参照: 各メーカーやモデルによって操作方法が異なるため、非常時に備えて取扱説明書を事前に確認し、操作方法を把握しておくことが重要です。インターネットで検索すれば出てきますが、非常時にはインターネットが利用できない可能性もありますので、事前に目を通しておきましょう。
災害時に備えて、これらの操作方法を事前に理解し、必要な準備を行っておくことで、非常時でも安心してトイレを使用することができます。
タンクのついているトイレの非常時利用方法
タンクのついているトイレはタンク内の水圧を利用して排水します。タンクにたまっている1回の排水が可能です。
・停電時
通常トイレを流す場合、電力の使用はありません。ウォシュレットや温水便座は利用できないでしょう。マンション等住居のスタイルによっては給水装置が止まっていてタンクに水が補充されない場合もあります。
・断水時
浴槽などに汲み置きした水をバケツで便器に直接流し込むことで排水できます。この際、6~8リットルの水を便器の中央に向けて注ぐと効果的です。
もしもの時を考えて、簡易トイレの備蓄を
タンクレストイレに限らずトイレを流すためには水が必要です。自分の住まいだけの被害の場合はまだ諦めがつきますが、地域単位の断水の場合には数日間水が供給されないことも考えておかないといけません。また、停電によって給水施設や給水設備がストップしてしまうことも考えられます。
もしも「トイレが使えなくなったら!」「水を使えない!」『もしそうなったらどうしよう?』という事態を想定して準備しておきましょう。
簡易トイレのご紹介
簡易トイレとは、主に災害時やアウトドア活動時に使用される、携帯性の高いトイレ設備です。携帯トイレや簡易トイレとも呼ばれ、普段使用している水洗トイレが使えない時に代替手段として役立ちます。
基本的に袋と凝固剤が1セットの使い捨てです。既存の便座や組立式のトイレを模したものにセットして利用します。災害時だけに関わらず、緊急時・非常時・介護時とトイレまでたどりつけない場合にも活用することが出来ます。
災害時の「在宅避難」という考え方【トイレ編】
災害時の水や食料の備えとトイレの備えはセットで考えておかなくてはなりません。
トイレが使えないという前提の場合、
非常用トイレ『 5~8回 × 7日間 × 人数 』
の備蓄が推奨されています。この7日間という日数は目安です。自分のお住まいの地域で想定される停電もしくは断水規模を想定して下さい。
非常時にあってよかったと思う備えをしておきましょう!


