掃除がしやすいトイレってあるの?
2023/12/31
掃除がしやすいトイレってあるの?
結論ですが、「タンクレストイレ」が一番掃除がしやすいトイレとして挙げられます。
主な理由は3つあります。
1.タンクがない
「タンクレス」という名前から分かる通り、タンクがありません。
タンクレストイレは水道水の水圧で流す仕組みとなっており、タンクを必要としません。タンクは汚れやすい場所で結露が頻繁に起こるため掃除を定期的にしなければなりませんでした。
しかし、タンクレストイレはそういった煩わしさを完全に解決しています。
2.凹凸のないデザインが多い
タンクレストイレは凹凸がないデザインが多いです。
スタイリッシュさを追い求めてデザインされているトイレが多いため、掃除が非常にしやすいメリットがあります。拭きやすいですし水でサッと流せるくらい平坦に作られています。
3.防汚機能や防臭機能がついている
タンクレストイレは比較的ハイグレードなトイレのため、便利な機能が搭載されています。
例えば、
防汚機能
防臭機能
清潔機能
などが充実しているため、ちょっと掃除を忘れたとしても悪臭や汚れに悩まされることがありません。メーカーによっては掃除いらずのタンクレストイレが販売されていることもあります。
トイレの掃除を簡単にするためには?
当然ですがタンクレストイレといえど、掃除をしなければなりません。
その掃除を簡単にする方法がいくつかあります。メーカーが違ったとしても掃除を簡単にする方法は統一されているのでご紹介します。
1.便器と便座の隙間をアップさせる機能があるトイレを選ぶ
トイレメーカーによっては便器と便座の隙間をアップさせる機能が搭載されているトイレがあります。
例えば、
TOTO:お掃除リフト
Panasonic:スキマレス設計
LIXIL:お掃除リフトアップ
といった機能が搭載されています。便器と便座の隙間は汚れが溜まりやすい場所なのでアップさせて簡単に掃除することをおすすめします。
2.便座のつなぎ目をなくす
多くの温水便座にはつなぎ目があり、それが悪臭の原因となっています。
しかし、
TOTO:クリーン便座
Panasonic:スキマレス便座
LIXIL:キレイ便座
という機能がそれぞれのメーカーで搭載されています。つなぎ目がないことで掃除の手間を大幅にカットすることができます。
3.高機能洗浄ができるトイレを選ぶ
便器や便座は人の手を使って掃除をしますが、便器の中の掃除は高機能洗浄ができるトイレを選ぶことで解決します。
それぞれ、
TOTO:きれい除菌水
Panasonic:激落ちバブル
LIXIL:鉢内洗浄
といった高機能洗浄が可能となっています。これらの高機能洗浄によりトイレを綺麗にしてくれるだけでなく防臭効果もあります。
掃除がしやすい三大メーカーのトイレとは?
先ほどから度々登場しているトイレの三大メーカー。
それぞれには掃除のしやすさを追求したトイレが販売されています。そのトイレをご紹介します。
Panasonic:アラウーノ
トイレだけでなく家電用品も販売しているPanasonicからは「アラウーノ」が販売されています。
「アラウーノ」は「汚さない」を追求して開発されたトイレで、汚れに先回りして除菌をしてくれるようになっています。また便器は有機ガラス系新素材でできており汚れが溜まりにくいデザインを実現。先ほどもありましたがスキマレス形状になっており、より掃除がしやすくなっています。
ちなみに「アラウーノ」には、
ハネガード
タレガード
モレガード
激落ちバブル
といった機能が搭載されています。
TOTO:ネオレスト
誰もが知っているTOTOからは「ネオレスト」が販売されています。
「ネオレスト」は「清潔」を追求して開発されたトイレで、清潔さだけでなく掃除のしやすさも追求されています。TOTOが独自で開発した「トルネード洗浄」と「フチなし形状」は日本だけでなく世界からも高い評価を受けており、清潔さを保ち続けることが可能。少ない水量でしっかりとトイレを洗いあげることから環境保全の観点からも評価されています。
「ネオレスト」には、
ステップお掃除モード
お掃除リフト
きれい除菌水
きれいサイクル
といった機能が搭載されています。
LIXIL:サティス
新機能が続々と搭載されているLIXILからは「サティス」が販売されています。
「サティス」は「清潔な白」を追求して開発されたトイレで、輝きを失わないように作られています。素材はアクラセラミックで汚れがつきにくくなっており、ついてしまった汚れは少しの擦りでするんと落ちるようになっています。白さも輝きも100年以上続くと言われており、清潔さを保つことを重視した新素材をふんだんに活用しています。
「サティス」には、
パワーストリーム洗浄
泡クッション
ラクふきフォルム
キレイ便座
電動お掃除リフトアップ
プラズマクラスター
といった機能が搭載されています。
トイレ本体以外に気をつけるべきところは?
掃除をしなければならないのはトイレ本体だけではありません。
他に気をつけるべきところがいくつかあります。
1.床
床は飛び跳ねることにより汚れがどんどん溜まっていく場所です。
飛び跳ねた水分が吸収されないように耐水性に富んでいる素材を用いた床を設置すべきでしょう。例えば塩化ビニルのクッションフロアであれば汚れがつきにくく、落としやすくなります。
2.壁紙
床だけでなく壁にも飛び跳ねてしまうことが多いです。
壁紙も床と同様に耐水性がある素材を選ぶべきでしょう。例えばタイルやキッチンパネルなどをトイレの壁に施工する方法があります。
3.ドア
ドアがあまりにも大きかったり、押し引きで空間が圧迫されてしまうと掃除が一気にしにくくなってしまいます。
トイレのドアには内開きや外開き、引き戸など色々な種類がありますが内開きはあまりおすすめできません。できれば外開きか引き戸を選んでください。
4.収納コーナー
収納コーナーにものが積んであると掃除をしている最中に落ちてくる可能性があります。
床に収納コーナーを置いている場合でも飛び跳ねにより汚れがついてしまうことも考えられるでしょう。できれば床に置かずに落ちる危険性がないようなラックの上に収納コーナーをしまうようにしてください。
まとめ
今回は掃除がしやすいトイレについて解説しました。
結論「タンクレストイレ」が一番掃除がしやすく、清潔にトイレ空間を保つことができます。TOTOやPanasonicなどはそういった清潔さを重視したトイレを販売していますのでトイレ交換の際には検討してみるのもいいかもしれません。