トイレ交換のタイミングがわからない
2024/07/13
同じように「なんかハンドルが固いなあ」や「流れが悪いかも」と感じても、そのまま使い続けている方が大半だと思います。
「「どのタイミングで交換すればいいかわからない!!」」
「トイレの調子が悪くなったけど、どのタイミングで交換すればいいの⁉」
こんな悩みを抱えている人も多いと思います。他の人たちがどれくらいの期間でトイレを交換しているのかも気になっている人は多いはず。
そこで今回は、トイレの適切な交換タイミングをご紹介します。
メーカーにより交換時期は異なる
トイレメーカーによって推奨交換時期は異なります。
TOTO:8~15年
LIXIL:10~15年
Panasonic:10~15年
大きな差はないものの、TOTOは他のメーカーと比べて少しだけ耐用年数が短くなっています。
トイレ交換にかかる費用相場
一般的にトイレ交換にかかる費用相場は以下のようになっています。
タンクだけ:約10万円
便器のみ:約5万円
タンク・便器セット:15~50万円
この相場は業者によって異なりますが、特別な仕様で無い限り相場以上(または以下)の費用を提示してくる業者には気をつけたほうがいいかもしれません。
また、トイレリフォームの中心価格の費用としては、30~40万円となっております。30~40万円という金額は、タンク・便器・便座(ウォシュレット)・床・壁といったトイレ空間の改装費用となります。
トイレ交換の手順
一般的なトイレ交換の手順は以下の通りです。
1.工事内容を確認する
2.周辺の養生を行う
3.トイレを撤去する
4.新しいトイレを設置するための工事を行う
5.新しいトイレを設置する
トイレに限らず、家をリフォームするときでもこのような手順で行われます。基本的にどの業者でもこの手順で工事を行いますので、それ以外の工事をしようとしている業者は危険だと思ったほうがいいかもしれません。
1.ひび割れ
トイレは陶器製のため、ひび割れしなければいつまででも使うことができます。
しかし、一度でも小さいひび割れが入ってしまうとその部分からどんどんひび割れが大きくなっていきます。結果、水漏れの原因となってしまうためひび割れが起きた段階でトイレを交換することを検討しましょう。
ただ、ひび割れていても水漏れがしなければ問題ないということで使い続ける人も多いようです。
2.家のリフォーム
例えば、家全体をリフォームしたり風呂だけをリフォームする際に一緒にトイレも交換してしまうというケースが多いです。
家を建てたときにトイレも一緒に設置しているはずなので、家をリフォームするタイミングで「トイレも一緒に交換しておくか。」と考える人が多くなっています。さらに、家のリフォームと一緒にトイレの交換をすることで、総合的なリフォーム費用が単体でリフォームするよりも安くなったりします。
メリットもありますから家のリフォームと同時にトイレを交換することはおすすめです。
3.バリアフリーへの変更
同居家族の介護が必要になる際、風呂やトイレをバリアフリー仕様にリフォームするケースが非常に多いです。
年を重ねるとちょっとした段差でも転んでしまう可能性がありますし、車椅子の場合は段差を登ることができません。さらに、トイレのスペースも車椅子のサイズに合わせて拡大する必要があるため、このタイミングでトイレを部屋ごとリフォームしてしまうほうが良いと言えます。
4.トイレの故障
単純にトイレが故障した時も交換のタイミングとして挙げられます。
例えば、
・タンクに不具合が起きた
・排水溝が詰まっている
など、トイレには色々な問題がつきものです。特に、タンクは経年劣化によりフロートバルブという蓋がうまく閉まらないという症状が起きやすいようになっています。
4.トイレの悪臭
トイレを長らく使っていると、なんらかの悪臭に悩まされることもあるでしょう。
例えば、
・便座の裏など掃除が行き届いていない
・尿はねによるアンモニア臭の発生
などが考えられます。掃除を隅々までやっていないと悪臭の原因となりますし、水たまりができてしまうとカビが繁殖しやすくなります。カビも悪臭の原因となりますので定期的な掃除は欠かさないようにしましょう。
5.トイレタンク内の故障
先ほども少し触れましたが、トイレタンク内の部品が故障した場合でもトイレを交換する必要が出てくるケースが多いです。
例えば、
・ボールタップ
・フロートバルブ
などは7~10年が寿命だと言われています。この部品が壊れてしまい市場にもう出回っていない状態だと、トイレ丸ごと交換する必要があります。
また、ウォシュレット一体型(タンクレス)トイレの”ウォシュレット故障”の場合にも、修理ができず、トイレ交換するしかない場合もあります。ウォシュレット一体型(タンクレス)の場合、コンパクトかつオシャレなトイレをちょっとお高い金額で導入した方もおられるかと思いますが、市場へのインパクトと目を引くデザイン性が相まって、後継機はまずありません。ウォシュレットの部品保有期間は6年です。その為、設置から10年も経過してしまうと、まず修理部品がありません。ウォシュレットの故障が「そのまま使い続ける」もしくは、「トイレを取り換える」という選択肢しかなくなってしまうのです。
もし、これからトイレを設置したいという方は市場に出回っている部品かどうかを確認しておくといいかもしれません。
トイレの種類を知っておく
まず、トイレと一言で言っても様々なタイプがあります。
トイレの種類についてはコチラをご覧ください。
配管・電気工事が必要か確認する
先ほどのトイレのタイプに関することですが、
・配管工事
・電気工事
が必要になってくるタイプが存在します。もともと設置されていたトイレと全く別タイプのトイレを設置しようとすると追加工事が発生するケースも。
事前に業者に聞いてみて、もし追加工事が必要になるのであれば予算を組み直さなければなりません。
節水トイレにはデメリットがあることを知っておく
最近話題の「節水トイレ」。
水道光熱費を抑えることができる節水トイレですが、トイレが詰まりやすいという大きなデメリットが存在します。大家族の場合、トイレを頻繁に使うと思いますがその分トイレが詰まってしまう危険性が高まります。水道光熱費を抑えるためだけに節水トイレを設置することはおすすめできません。
業者選びも大事
「トイレを交換する」だけですが、業者選びを間違えるととんでもないミスをされることがあります。
おすすめの業者としては、
・トイレの交換実績がある
・技術力や仕上がりが高品質
・現場観察・見積もりは無料でやってくれる
・料金システムがわかりやすい
・スタッフの評判が良い
などがあります。このどれかに反するような業者には依頼すべきではありません。
まとめ
今回は、トイレ交換の適切なタイミングについてご紹介しました。
結論ですが、トイレ自体の交換時期は10~15年を見ておけば大丈夫です。ただ、トイレタンク内の部品が破損したり悪臭が発生したりとトイレ以外の問題が生じることも少なくありません。
なんらかの不具合が出た段階でトイレ交換を検討しましょう。