トイレから水が漏れた！

トイレで最も多いお問い合わせは、「水漏れ」です。ここでは水漏れ発生時に試していただきたいポイントを中心に、考えておきたい交換時期などについても少し触れていきます。

まずは雑巾などで水分を拭き取り、漏水箇所を特定してください。漏水箇所の事例で多いのは、①給水管や配水管②トイレ本体③タンク④ウォシュレットの4箇所です。特に気を付けて調べられると良いでしょう。
漏水箇所の特定が済みましたら、トイレのタンクに繋がる管を辿り、蛇口タイプまたはマイナスドライバで回すタイプの止水栓を締め、トイレへの給水を止めてください。これは一次対応として床下や階下への漏水を防ぐことが目的です。これらの応急処置を済ませたら、修理業者へ連絡・状況を説明して対処してもらいましょう。またこの際、以前から悪臭が気になっていた、など気になるところは事前に伝えておくようにしましょう。

ここからはトイレの交換時期について説明していきます。一般的にトイレは15年を目安に交換されることをお勧めしています。トイレ自体は陶器で出来ているため、何らかの衝撃を受けて割れない限りは何十年と使えます。では何故15年なのか？それはトイレに繋がる配管が劣化し始める時期が15～20年を経過した頃だからです。また多くのトイレに設置されている温水便座は10年程度で故障しはじめるもの、故障・修理を繰り返すよりは、15年程度お使いであれば総合的に考えて交換を検討されても良いと思います。
ご参考までにトイレ交換のきっかけには、①水漏れ ②トイレが詰まった ③ 悪臭がする ④ 手すりなどバリアフリー化 ⑤ お風呂やキッチンのリフォームに合わせて　などがあります。

最後にトイレの施工をお願いする業者選びのポイントです。一般的に「水回り」と呼ばれるトイレ、お風呂、キッチンなどを得意とする業者から選ぶと技術的に安心です。ホームページに施工実績が豊富に紹介されているか、が見分けるポイントになります。反対に、外壁や内装リフォーム事例が多い業者はトイレの入替に不慣れな可能性があるので注意が必要です。今はGoogleやGoogle Mapなどで「地名␣トイレリフォーム」というように検索すると多くの業者が表示されるはずです。将来の故障対応も考えて、クチコミ評価が高く、ご自宅から近い業者を選ぶと良いでしょう。