株式会社神明プランニング

ヒノキ花粉の影響と対策情報

ヒノキ花粉の影響と対策情報

2025/03/15

2025年も3月中旬となり、スギ花粉(2月~4月)の飛散が連日ピークを迎えております。以前のブログにてお伝えもしておりますが3月中はスギ花粉が多く飛散する時期です。
 ※過去ブログ:【スギ花粉の影響と対策情報

花粉症の方にとっては、1年で一番つらい時期かもしれません。スギ花粉が落ち着くころにヒノキ花粉(3月~5月)の飛散する時期がやってきます。スギ花粉症にかかっている患者さんの7割がヒノキ花粉にも反応するとも言われております。

このヒノキ花粉について、スギ花粉と比較する形でご紹介させていただきます。

ヒノキ花粉の飛散時期

ヒノキ花粉の飛散は 3月から3月にかけてピークを迎えます。特に3月中旬頃から3月にかけて多く飛散し、スギ花粉の飛散が終わった後にその症状が始まることが多いです。したがって、ヒノキ花粉症はスギ花粉症が収まったと思ったあとに現れることがあります。

花粉の大きさと特徴

スギ花粉>スギ花粉は比較的大きめで、直径は約20~30ミクロン です。比較的大きな粒子で、鼻や目に入った際に体が反応しやすいです。また、湿度が低いと飛散しやすい特徴があります。

ヒノキ花粉>ヒノキ花粉はスギ花粉よりも 小さめ で、直径は約15~20ミクロン です。小さな粒子であるため、より深く鼻の奥に入りやすく、喉や気道にまで影響を及ぼすことがあります。また、ヒノキ花粉は乾燥した風の強い日によく飛びます。

アレルゲンの強さ

スギ花粉>スギ花粉は比較的 アレルゲンとして強い とされています。多くの人がスギ花粉症に悩まされ、症状が強く出ることがあります。特にスギ花粉に対して過剰に反応する人が多く、アレルギー反応が広範囲に及びやすいです。

ヒノキ花粉>ヒノキ花粉もアレルゲンですが、スギ花粉に比べて 反応が比較的軽い 人も多いです。しかし、ヒノキ花粉は特定のアレルゲン成分を強く反応させることがあり、スギ花粉と合わせて花粉症を引き起こすケースもあります。

症状の違い

スギ花粉>スギ花粉症は、主に 鼻水、鼻づまり、くしゃみ といった症状が顕著に現れます。目のかゆみもよく見られます。スギ花粉が飛散している時期は、特に外出時に多くの人が症状を感じます。

ヒノキ花粉>ヒノキ花粉症の症状もスギ花粉と似ていますが、特に 喉のかゆみや咳 などが強く現れることが多いです。また、ヒノキ花粉は目のかゆみや涙の症状も引き起こすことがありますが、スギ花粉よりも軽い場合があります。

地域差

スギ花粉>スギは日本全土に広く分布しており、特に関東地方や東北地方、または九州地方などで多くのスギ花粉が飛散します。

ヒノキ花粉>ヒノキも広く分布していますが、特に 紀伊半島や四国地方、または 東北地方の一部 で多く見られます。ヒノキ花粉は、スギ花粉よりもやや地域によって飛散量が異なることがあります。

スギやヒノキの花粉は、比較的大きな花粉粒で、風に乗って飛ぶ範囲は比較的広いですが、飛散距離は数キロメートルほどと言われています。ただし強い風に乗ると数十キロメートルまで飛ぶこともあります。花粉粒が小さいほど、また乾燥している日や風の強い日ほど、運ばれる距離が長くなります。

花粉症を引き起こす植物と時期

花粉症の原因となる植物は、世界中で 50種類以上 とされていますが、日本では特に 数種類の木や草花 が花粉症を引き起こす主要な原因となっています。

月  
植物の種類  
2月~4月
スギ(杉)  
3月~5月
ヒノキ(檜)  
5月~7月
イネ科(稲やオーチャードグラス)  
8月~9月
ブタクサ  
8月~10月
ヨモギ・カナムグラ  
春~秋
チューリップ、アサガオ、マリーゴールドなど(室内で育てている場合)  

まとめ

代表的なスギ花粉・ヒノキ花粉・ブタクサ花粉以外にも、つらい鼻水や鼻づまりなど、花粉症の症状を引き起こす植物はたくさんあります。スギ(飛散時期は2~4月)、ヒノキ(飛散時期は3~5月)、ブタクサ(飛散時期は8~10月)以外にも、シラカンバ(4~6月)、イネ科(4~11月)、ヨモギ(8~10月)など、ほぼ年間通して何らかの花粉が日本中で飛散しています。

花粉症というと春に飛散するスギ・ヒノキ花粉のイメージが強いものの、夏や秋の植物で鼻炎の症状が出る例も多く、最近は「通年病」とも言われつつあります。しかし、夏や秋の花粉症を知らない人も多く「花粉症シーズンじゃない」という思い込みから、風邪と判断し、何の対策も講じていない人もいるようです。もしかしたら、そのつらい症状はスギ・ヒノキ以外の花粉による症状なのかもしれません。

花粉の飛散量は地域ごとに異なるため、まずは自分の住んでいる地域の情報をチェックしましょう。花粉は気象条件によっても影響を受けるため、日々の天気予報をチェックし、飛散予想を確認する習慣をつけましょう。 対策としては、外出時のマスク着用、また、眼鏡やサングラスを利用して目のかゆみを軽減することが効果的です。さらに、帰宅後は衣服や髪の毛に付着した花粉をしっかり落とすために、シャワーを浴びることをおすすめします。室内では空気清浄機を活用し、換気を適切に行うことで、侵入した花粉の対策ができます。これらの対策を実践し、快適な春を過ごしましょう。

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